404ニキのBlog@hatena

Microsoftの技術について取り扱うブログです。開発ツールとAzureがメイン、あとは興味のある内容

【読書レビュー】Python入門書の決定版、独習Python 第2版

はじめに

今回は今回紹介する書籍の著者、山田 祥寛(やまだ よしひろ)さんから 5年ぶりの改訂となった独習Python 第2版を献本いただきましたのでレビューしたいと思います。

山田 祥寛さんの紹介 wings.msn.to

独習Python 第2版 | SEshop| 翔泳社の本・電子書籍通販サイト www.seshop.com

補足:独習シリーズとは

独習シリーズはCodeZineを運営する翔泳社さんより出版されています。 初学者や経験者がプログラミング言語の基礎を学べる教科書シリーズです。

大判の書籍で黄色をベースにした表紙が特徴的です。

総評

結論から先に述べるとすべてのPythonユーザーが読むべき一冊でした。 対象読者は後述しますが、初心者から実務経験者まで幅広く学習に使える書籍になっています。 ※念のために前置きしておきますが、本書はPython3の学習書であり、Python2については言及されておりません。

一個人としては実務経験があるため、ほとんどの文法は把握できており実際に使ったことがありましたが 読んでいく中で知らない文法もありました。 ※実務においては利用頻度が低く、実装で使うと後方互換性が失われるなどで採用を見送ることが多いようなものあります

本書についての補足を書いておくと本書は独習、つまりは個人学習向けの書籍ではあるのでチーム開発におけるノウハウや業務における具体的な活用方法については記載がありません。あくまでもPythonとは何かを学ぶ書籍となっています。

具体的にはPythonにはさまざまなディストリビューションがあること Anacondaというディストリビューションを使うとセットアップが簡単になることそして、データ分析や機械学習で役に立つJupyter Notebookについて説明されているところです。

なお、非推奨のメソッドや機能が何かについての細かい言及はありませんのでPEP等を参照しておくと良いでしょう。

※PEP8

pep8-ja.readthedocs.io

まとめると薄い入門書を購入するより本書を購入して学習することで包括的にPythonを学習できます。 ただし、本格的なチーム開発やテスト手法、Pythonにおける機械学習などについては別に学習する必要があります。

対象読者

実際にひと通り読んでみたところ本書の対象読者は下記の通りになるかと思います。

  • すべてのPythonユーザー
  • これからPythonを学ぶ人
  • Python3の文法や特徴を学び直したい人
  • Python3への理解を深めたい人
  • マイナーバージョンごとの違いを比較したい人

よかったところ

  • バージョンごとに利用できる文法を注意書きで記載している点
    • 特にPythonは3系になってからさまざまな文法が追加されており、同じ3系のPythonでも言語仕様が若干ながら異なる
  • 図や表のバランス
    • ちょっとポップな絵で表現しているのもGood
  • ソースコードのコメント欄には説明だけでなく実行結果も掲載していたところ

ここがオススメ

  • サンプルコードが多めに書かれており、試しやすい点
  • 標準ライブラリの章では基本と応用で分けて書いている点
    • 網羅的に書こうとすると初学者に対してハードルが高くなってしまうが、本書は分け方が適切だったために読みやすい
  • 弊読書の記載もあり、次のステップに進みやすい
  • 一番最後のよく見かけるエラーとその対処法は実務経験者が読むととてもわかりみが深い

まとめ

今回は2025年05月14日に発売「独習Python」について感想を書きました。 独習シリーズはページ数が多く、読了するまでに時間がかかります。

しかし、本書は章の内容を適切に分割しているため必要最小限だけを学ぶという使い方も可能です。 Pythonとは何かという大きな分野を捉える場合は全部を読む必要があるでしょう。

感想

昨今においてPythonは生成AIでもよく使われるプログラミング言語で最近触った方も多いとは思います。 (もちろん、機械学習やデータ分析、業務効率化という文脈で学んだ人もいると思います)

多目的に利用できる言語はそれだけ可能性があるということで可能性は無限大なんですが 目的別の入門書(たとえば、コードの良し悪しをど返しにした書籍)ではPythonの文法や適切な使い方が無視された状態のものもあります。 こういった独習シリーズを読むことはちゃんとした文法、使い方を学ぶきっかけになると思いますのでぜひ、お手に取っていただけますと幸いです。

おわり